エアロスミスの生誕から現在まで2
エアロスミスの生誕から現在まで2
頂点を歩み続けるエアロスミス
彼らは1997年に「NINE LIVES」をリリース。 本作でも全米チャート1位を獲得し、セールスは アメリカ国内で200万枚と前作よりは下回ったも のの、成功を収めた。シングル「Pink」では、 1999年に4回目となるグラミー『ヴォーカル入り デュオまたはグループによるベスト・ロック・パフ ォーマンス部門”を受賞。ツアーは2年以上にも 及び、 その間にはスティーヴンがライヴ中に脚を負傷するなどのアクシデ ントも起こっている。そ して日本では1998年3月に、全国5か所のドー ムを回る大規模なツアーを実施。また同年8月に は、かのシングル「I Don't Want To Miss A Thing」をリリース。リヴ・タイラー主演の同年公 開の映画『アルマゲドン」の主題歌であり、全米 チャート初登場1位を記録 (4週間維持)・・・これ はエアロにとって唯一の全米No.1シングルとな った他、オーストラリア、ドイツ、イタリア、ア イルランド、スイス、ノルウェーなどでも1位を 獲得するという快挙を成している。さらにその後 にゲフィンからリリースされたライヴ・アルバム 「A LITTLE SOUTH OF SANITY」も、全米チ ャート12位、アメリカ国内100万枚以上のセー ルスを記録した。そして1999年から2000年を 跨いでは、"Roar Of The Dragon Tour”が日 本のみで行なわれており、この時も全国4か所の ドーム・ツアー。日本での動員はこの頃、鰻登り に上がっていた。 さらに2001年に入るとすぐに、エアロは第35 回スーパーボウルのハーフタイム・ショウで、イ ン・シンクと共同ヘッドライナーを務め、最後に は出演者全員と共に「Walk This Way」を披露。 その後3月に、アルバム「JUST PUSH PLAY」をリリースする。これは全米チャート2位を獲得 し、アメリカ国内100万枚以上のセールスを記 録、シングル「Jaded」も全米7位のヒットとな っている。そしてこの3月には、ロックの殿堂入 りも果たすのである。日本のツアーは翌年2002 年1月から2月にかけて、またもや全国4か所の ドームにて行なわれ、また6月には“FIFA ワー ルドカップオフィシャル・コンサート”でも来日、 東京調布市の東京スタジアムでライヴを行ない、 B'zと 「Train Kept A Rollin'」で共演。さらにこ の年の7月、2枚組ベスト・アルバム『O' YEAH! - ULTIMATE AEROSMITH HITS』をリリース。 全米チャート4位、アメリカ国内300万枚のセー ルスと、こちらも大きな成功を収めている。 2004年にはそれまでと趣旨を少し変えたカヴ ァー・アルバム、『HONKIN' ON BOBO」をリリ ース。これは1982年の『ROCK IN A HARD PLACE」以来となるジャック・ダグラスのプロデ ュースで、バンドのルーツであるブルース/ブル ース・ロックに真正面から取り組んだ作品だっ た。全米チャートでは5位ながら、セールス枚数 がアメリカ国内50万枚というのは、趣味性の強 い内容からして仕方のないところか。この2004年(7月) にも4か所のドームを巡る来日ツアー が行なわれており、また横浜と大阪で行なわれ た“The Rock Odyssey 2004”にも出演して いる。この豪華なフェスティヴァルでの共演者は ザ・フー、ポール・ウェラー、ミシェル・ブランチ、 稲葉浩志、ウルフルズ、LOVE PSYCHEDELI- COなどだった。 2005年にはジョーが初のソロ・アルバム 「JOE PERRY」を発表(全米チャートでは110 位)。同年にエアロはライヴ・アルバム『ROCK- IN' THE JOINT」をリリース(全米チャート24 位)。その翌年、スティーヴンは喉の手術を受け ており、7月4日に行なわれたボストン・ポップ ス・オーケストラとの共演が彼の復帰後初ライヴ となった。さらに翌月にはトムが咽頭がんの治療 を受けていることも発表。その後、元ジョー・ペ リー・プロジェクトのベーシストであるデヴィッ ド・ハルがトムの代役を務め、エアロはモトリー・ クルーと共同ヘッドライナー・ツアーを行なって いる。また2006年、エアロはベスト・アルバム 『DEVIL'S GOT A NEW DISGUISE: THE VERY BEST OF AEROSMITH』をリリース (全米チャート33位)。2008年には音楽ゲーム[ GUITAR HERO: AEROSMITH』も発売。さ らにジョーは2009年に2枚目のソロ・アルバム として『HAVE GUITAR, WILL TRAVEL』をリ リースし、ジョー・ペリー・プロジェクト名義での ツアーも行なっている。この時期、スティーヴン がエアロから脱退する噂が流れ、彼に代わるシ ンガーとしてレニー・クラヴィッツの名前が取り 沙汰されるなど、バンド内にまた不穏な空気が 流れていた。 しかし彼らは2011年になると南米ツアーを実 現させ、そして次に7年ぶりとなる日本ツアーを 実施(この時は全国7か所まで規模を拡大)。翌 年にはチープ・トリックと共にアメリカ・ツアーを 行なう。そして2012年11月には、発売延期になっていた『 MUSIC FROM ANOTHER DI- MENSION!』をリリースするのである。前作 「HONKIN' ON BOBO』以来約8年ぶりであり、 オリジナル・アルバムとしては「JUST PUSH PLAY』以来約11年ぶりとなったこのアルバム は、全米チャート5位を記録している。
2023年。彼らは5月1日、フェアウェ ル・ツアー “Peace Out”を本年の9月から行な うことをオフィシャル・サイトにて発表。現在の ところ北米ツアー全40公演の日程が発表されて おり、ブラック・クロウズがスペシャル・ゲストと して同行することになっている(なお、このツア ーにもジョーイは不参加の予定)。またエアロは 過去の全カタログと共に、ユニバーサル ミュー ジックへ移籍。8月18日には全時代を網羅した 究極のベスト・アルバム、『GREATEST HITS」 がリリースされる。冒頭に記した通り、栄光の中 をただ歩んできただけではない、様々な苦難やト ラブルや確執を乗り越えてきた歴史・・・その最終 局面である。我々ファンも彼らの音を聴きながら、 心して来日を祈ろうではないか!!!
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